こちらのページでは、知らなくて良いことばかりかもしれませんが、不定期的に参考になるようなことを少しでも、お伝えできればと思います


雑学(豆知識のために?)
タイヤの溝(ミゾ)はなぜあるか?2004/6

たちが活用してるいろいろな乗り物にはタイヤがついており、タイヤにはほとんど溝がある。いや実に当たり前の事実だ。。。デモでもF1とかレースで使用されるタイヤには溝がない!おいおい、何で同じタイヤにミゾが無いんだよ。。。
意外なのは溝がないタイヤと溝があるタイヤを比べると、制動距離が短くなるというこです。制動距離というのはブレーキをかけてから停止するまでに走る距離で、この距離が短いほど、すばやく止まる。。。つまり、ブレーキの効きがいいということです。。。なら、ますますタイヤの溝がないほうが制動距離が短くなるので、良いのではと思いがちですが、これはあくまで路面が乾いてるのが条件。雨なので路面が濡れると今度は立場が逆転し、制動距離が驚くほど短くなるのです。なぜタイヤに溝が付いてるかはもうお分かりですね?、そう路面とタイヤのスキマにある水を(かきだす)という役目があるのです。溝がうま水をかき出してくれないとハイドロプレーニング現象が起きてしまう。これは水が溜まった路面で、ある程度のスピードを出したとき、タイヤが路面をつかみきれずクルマのコントロールがきかなくなる。。。だから溝があるのです。でも、よくタイヤを見てみると、非常に複雑な溝の切り方になっている。これはタイヤ技術開発者のたわもので、この理由は防音対策のため。路面が濡れてるときは溝に沿って、水が排出される。ですが、路面が濡れてないときは、水の変わりに圧縮された空気が出ることにより、そのときに音(ノイズ)を発生させてしまう。。。これを完全に防ぐのは不可能なので、不快に感じさせないためにも、複雑な溝の形になっています。等間隔に溝があると、ノイズは増幅して、不快に感じる音になりますが、不等間隔に溝があると、不快に感じないノイズを軽減してくれるのです。

雑学(豆知識のために?)
ハイドロプレーニング現象対策はできる?2004/7

イドロプレーニング現象とは上でも少し紹介しやますが、水が溜まった路面で、ある程度のスピードを出したとき、タイヤが路面をつかみきれずクルマのコントロールがきかなくなる現象(アクア・プレーニング現象とも言います)は特に高速走行中に起きやすい現象です。まず第一に安全運転、安全点検を心がけていれば防げることです。簡単に対策はできます@磨耗したタイヤは使用しないA車の速度を上げるほど危険なのでスピードは抑えて走行するB排水性の高いタイヤを使用するC空気圧を少しだけ高く設定する(接地面を少なくして面圧を高くして圧力で排水させる)。。@また雨の日のトンネルの出口付近は、路面が乾いていて、トンネルから出たとたん路面に水が張ってる状態なので気をつけてくださいA雨の降り始めは表面張力(雨が降った後、葉っぱの上に水のつぶ丸(まる)の様子を思い出してください。このときの、水が丸くなろうとする力)が降り始めの道路にも表面張力の影響もあるのです。安全運転を心がけていれば問題ないですが、条件が悪いと80kmくらいで前触れもなく起こるので雨の日は注意は必要です。

雑学(豆知識のために?)
役目を終えたタイヤのその後?2004/9

イヤは石油系の可燃物を多く含んでるため、石灰のような熱源として再利用することができます。また再生タイヤ(磨り減った溝を張り替えるタイヤ)として再利用するなどして資源を大切にしています。(タイヤのリサイクル率は約87l)左の写真はタイヤを切断してセメント工場で原熱利用しています。(他にもまだまだ再利用されています) 再利用タイヤ

雑学(豆知識のために?)
経済性を考えると、忘れてはいけない燃費と寿命2004/9

気圧、タイヤの空気圧が20%低いと燃費は約8%低下すると言われています。また逆に空気圧が高いと燃費は向上しますが、タイヤの寿命が短くなるため指定の空気圧を保つのが必要です。
空気圧と燃費

※タイヤのデータの取り方
@平均残溝(mm)=測定値数分の残溝測定値の合計
A磨耗量(mm)=新品深さ-平均残溝
B磨耗率(%)=新品溝深さ分の磨耗量×100
C実走行距離(km)=(調査時メーター読み)-(装着車メーター読み)
D磨耗率(km/mm)=磨耗量分の実走行距離
E推定ライフ(km)=(100km単位でまとめて可)=耐磨耗×(新品溝深さ-焼却限界溝深さ)
Fタイヤの取替え時期(何ヶ月後)=月間走行km分の耐磨耗×(平均残溝-焼却限界溝深さ)
参考の計算方式です。ご自身のお車に当てはめてみては・・・。
車は走行中に様々な抵抗を受けています。その中でタイヤに関係しているのを磨耗抵抗と呼び、このころがり抵抗の大小が燃費にも大きな影響を与えています。また当店ではころがり抵抗を少なく考慮したタイヤ、ブリヂストンドーナツ(基盤技術)をおすすめします。

雑学(豆知識のために?)
インチUPの良し悪し?2004/10

ンチアップとは、タイヤの外形を変更しないで、ホイールの径を大きくすることです。

インチアップすると?
@操縦安定性の向上
Aコーナリング性能の向上
Bブレーキング性能の向上
C乗り心地が硬めの傾向
D走行音が大きめの傾向

などが取り上げられます。皆さんが交換する一番の理由はデザイン重視ですよね?
でもなぜ@Aが向上するかというと、タイヤの外形が同じで偏平タイヤにすることによって、タイヤの接地面積が増えグリップ力が増すからです。タイヤはより大きなパワーをエンジンから路面に伝えることができ高速走行が安定し、またタイヤの偏平率が低くなることで(ロープロファイル化)タイヤの横の剛性が高まりコーナーリングの横への振れが小さくなり、ハンドルの切も良くなり、操縦安定性が向上するのです。PSタイヤ幅が広くなることでワダチに取られやすくもなりますよ。
見た目と走りも良くなるインチアップは多少の注意点こそありますがカーライフを楽しむひとつの手段ですから愛車がより愛着も増すこと間違いないです。

雑学(豆知識のために?)
タイヤの基本構造?2004/12

イヤの内部に空気を重点したタイヤは、車重や外部からの衝撃に耐えながら、回転を続けています。タイヤの各部は、空気の漏れを防止し、重量や圧力を受け止め、あるいは熱を発散するといったさまざまな働きを有機的に結びつけながら、最大限のパワーを路面に伝えています。だから、タイヤの内部構造はとても複雑になってます。

A.チェーファー カーカスがリムにリムに直接触れないようにして、カーカスを保護する。
B.ビードワイヤー タイヤをリムに固定する。
C.リムライン リム組みの際、ビードが正確に上がっているかを確認するためのライン。
D.ビードフィーラー ビード部の剛性を高める。
E..サイドウォール部 タイヤが走行中、もっとも屈折が激しい部分。路面に路面に直接接触しませんが、カーカスを保護する役目もします。また、タイヤサイズ、メーカー名、パタン名などが表示されてます。
F.ショルダー部 厚いゴム層でできており、カーカスを保護するとともに、熱の発生を促進するためのえぐりが設けられてます。
G.トレッド部 カーカスを保護するとともに、磨耗や外傷を防ぐタイヤの外皮。表面にはトレッドパタンが刻みこまれてます。
H.ビート部 カーカスコードの両端を支持し、タイヤをリムに固定する。高炭素鋼を束ねた構造。
I.カーカス タイヤの骨格であり、荷重や衝撃・充てん空気圧に耐えてタイヤの構造を保持する。
J.インナーライナー チューブに相当するゴム層をタイヤの内側に貼り付けたもの。釘を踏むなどのトラブルに際でも、急激な空気漏れを防ぐ。
K.ベルト ラジアル構造のトレッドのカーカスの間に円周方向に張られた補強帯。カーカスを桶のたがように強く締め付けて、トレッドの剛性を高める。



参考になりました?少しずつ増やして参考にしていただければ幸いです